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空に放つ Vol.2 〜朗読と音楽で綴る物語〜

2022年12月14日(水)/at MUSICASA
朗読:丸尾聡、椎名倫子、甲津拓平、松浦このみ
音楽監督・演奏:田中文久
演出:丸尾聡
演目:「ひとごろし」山本周五郎作(新潮文庫刊『ひとごろし』所収)

朗読をするとき、「本」という平面に書かれた言葉・文章が、できれば、
聞き手の中で立体的なイメージになりますように、と願い、表現を探っています。


今回の朗読劇は、演劇の演出家によって、朗読者も多少動く、
ステージも一階・中二階・二階と視覚的に立体的に使う、という形式を取りました。

そのことが、お客様にどういう感覚をもたらしたのか。
イメージすることを妨げたのか。
イメージする助けになったのか。
はたまたイメージしないで済んで楽だったのか。
すぐに答えは出ないでしょうし、このシリーズでは、
より良い融合の形をこれからも探っていくことになるでしょう。

朗読の王道はシンプルなもの。
一方で、いろいろな可能性をもっているから、
その時々に応じて好きにやってくれていいよ、
という朗読の懐の深さとも出会う機会ともなりました。

立ち合ってくださった方々、応援してくださった皆様、
ありがとうございました。

松浦このみ
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